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ベトナムで働くには?ベトナム就職を目指す日本人向け情報まとめ

Author: Innotech Vietnam Coporation
Date: 18/08/2020

ベトナムで働く魅力

 

 

経済成長が目覚ましい

 

ベトナムでの仕事を考えている人の中には「日本とは違う環境で働きたい!」と思っている方もいるのではないでしょうか?その期待通り、ベトナムは日本とは全く違う「刺激的な環境」です。

この20年の間に、ベトナムの1人当たりのGDPは約20倍にも伸びています。ベトナムは経済成長が目覚ましい国でもあり、今後ますます経済が発展していく可能性を秘めています。市場の成長によって、企業の業務拡大なども大いに期待できます。

そんなベトナムで働くことは、成長のエネルギーを肌で感じながら国が発展していく様子を目撃できる、めったにない機会と言えるでしょう。

 

比較的治安が良い

 

勢いにあふれる国だということ以外にも、食の豊かさや旧市街の街並みの美しさ、観光スポットの多さなど、ベトナムの魅力はたくさんあります。

しかし何と言っても、親日国で治安が比較的よいことは働く上で大きな安心材料と言えるでしょう。

他にも、特に北部のベトナム語は学習しやすいこと、四季を楽しめることなども、ベトナムを働く地として選ぶ大きな理由となるはず。

ただし、あまりにも湿度が高いこと、曇りや雨の日が多いことなど、メリットばかりではないことも書き添えておきます。

 

ベトナムで働く日本人の多い地域

 

ハノイ

 

ベトナムの首都。ホーチミンに比べると若干、経済発展が遅れています。これからの発展を期待でき、働きながらその経済成長を感じられる地域です。

 

ホーチミン

 

経済の中心地ホーチミンがあるベトナム南部では地震も台風もなく、テロに関しても20181月現在までには問題ありません。

仕事・生活をする上での障害はなく、特にホーチミンのレタントン通りは日本人街として知られています。

 

ベトナムで働く方法

 

 

現地採用で就職する

 

ベトナムで就職する方法のひとつが現地採用です。現地採用とは、日本企業の現地の子会社や、ベトナム人を社長とする現地法人と、直接雇用契約を結ぶことです。

日本から履歴書などを送って採用が決まる場合と、ベトナムで会社訪問をして採用が決まる場合があります。現地採用の場合、現地の物価をベースに給与が決定されますので、日本にいるときよりも所得が少なくなる傾向があります。

現地採用で就職する場合の仕事内容は、日本語に関わるものがメインとなります。たとえば、日本企業のベトナム進出を支援する、ベトナム人に日本語を教える、日本料理を作るなどです。

 

日系企業の駐在員になる

 

日本の企業に雇用されている人が海外に派遣される(赴任する)場合、日系企業駐在員と呼ばれます。日系企業駐在員になるかどうかは、自分で決めることはできません。どこの国に派遣するのか、どれくらいのあいだ滞在するのか、すべて企業が決定します。

ベトナムには、日系企業の工場が多数進出しています。そのため、製造業の工場のマネジメントのために駐在員として派遣されている人が目立ちます。

また、商品の販路拡大のための営業拠点となる海外事務所の所長や所員も増えてきました。流通・電力関係などに参加している商社などが狙い目です。また、最近は日本人向けの賃貸物件を扱う不動産関係の会社も増えているので、日本人の求人も見かけます。

ベトナムに飲食店や小売店を複数出店するとき、それを統括する本部に駐在員として派遣されることもあります。

 

 

インターンシップをする      

                           

日本企業のベトナム法人や現地企業でも、インターンシップを受け入れているケースがあります。仲介会社をとおして探す、直接問い合わせる、大学のプログラムを活用するなどして、受け入れ先を探せます。

ベトナムでインターンシップをする場合、2週間であればビザなしで滞在できます。それ以上の期間は、1か月ビザ、3か月ビザ、1年ビザなどを申請する必要があります。

インターンシップの給与は無給が多いものの、生活費程度が支給されることもあります。仕事内容は、営業、情報収集、日本語教師などがあります。

 

ワーキングホリデーを利用する

 

ワーキングホリデーとは、働いて給与をもらいながら外国に滞在することです。

ワーキングホリデーの特徴は、滞在中は、観光したり仕事をしたり勉強したりと、複数の体験ができること。留学するには資金が足りない人が、ワーキングホリデーを選択することもあります。

ワーキングホリデーは、どこの国でもできるわけではありません。日本と日本と協定を結んだ国のみで実施できます。ベトナムは、ワーキングホリデーの協定国ではありません。そのため、ワーキングホリデーという形で仕事をすることはできません。

 

ベトナム求人の特徴

 

 

求人の特徴

 

ベトナムの求人は、現地雇用の場合は、正社員という形であっても契約制が大部分です。2年ごとに労働許可証の更新があること、成果主義を採用している企業が多いことが、主な理由です。

また、経験や能力に応じて待遇にかなりの開きが出ることも、ベトナム求人の特徴です。最初は給与が低めに設定されていても、仕事で結果を残せば、給与がアップします。一方、結果が残せない、現地に適応できないと、日本の会社よりも早い段階で契約が打ち切られます。

 

 

必要な語学力

 

ベトナム求人は、英語など語学力が問われる求人と、問われない求人に分かれます。営業は、日本人のほか、ベトナム人、韓国人、中国人と話すことが多いため、ビジネスレベルの英語力が求められます。

一方、日本語教師の求人は、日本語がネイティブレベルであれば、その他の語学力は基本的に求められません。

また、ベトナム語のコミュニケーション力を必須とする求人はめったにありません。ベトナム人は英語が話せる人が多く、また、日本語を話せるスタッフの雇用が比較的容易だからです。

 

必要スキル/経験

 

ベトナムで3か月以上働く場合、労働許可証と一時在留許可証を取得します。それらを申請する際、同一企業における3年間の就業を証明しなくてはなりません。そのため、ベトナムで働くためには、少なくとも3年間の就業経験が必要となります。

また、即戦力が求められる傾向があるため、同一職種で経験を積んでいる方が、採用や待遇面で有利です。

語学力が問われる求人であれば応募条件「ビジネスレベル」と指定されます。日本語教師の場合は、「日本語教師養成講座420時間コースの修了」「日本語教育能力検定試験の合格」「大学・大学院にて日本語専攻修了」のいずれかを満たす必要があります。

 

ベトナムの産業や企業

 

主要産業

 

ベトナムの主要産業のひとつが農林水産業。ベトナムは、無農薬野菜の栽培も盛んになるなど、新たな事業としても注目されています。また、ベトナムは魚の消費量が多い国。最近は日本ベトナム産の魚が輸入されることも増え、今後の漁業の拡大も注目点です。

鉱工業・建築業は、外資系企業の工場進出や高層マンション建設ラッシュの影響もあり好調。中所得者層の拡大により、小売り業や飲食業を始めとするサービス業も主要産業のひとつに仲間入りしました。

 

現地の大手企業、有名企業

 

2019年の「Asia300パワーパフォーマーランキング」の100位以内に入ったベトナム企業は3社。25位に入ったビナミルクは、牛乳やヨーグルトを製造している会社です。スーパーやコンビニに必ずあるので、ベトナムで働くことになったら、きっと口にすることがあるでしょう。

ベトナムの銀行として唯一ランクインしたのがベトコムバンク。メインバンクとして使っている日系企業も多い大手銀行です。また、84位のペトロベトナムガスは、国営企業の傘下で市場を独占しているガス会社です。

主な有名な企業には、

  •   食品のビナミルク
  •   銀行のベトコムバンク
  •   石油のベトナムオイル&ガスグループ
  •   ベトナムナショナルペトロリウムグループ
  •   通信のViettel telecom
  •   電力のベトナムエレクトリシティ
  •   通信のベトナムポスト&テレコミュニケーションズグループ

などがあります。全体的に、国営企業が多いのが特徴です。

 

進出している日系企業

 

バイク大国であるベトナムで高い知名度を誇る日系企業がホンダベトナムカンパニー・リミテッド。ベトナムに行ったらホンダのバイクだらけで驚くでしょう。また、エースコック ベトナム株式会社は、即席めんの「ハオハオ」の人気により、ベトナム市場シェアが50%を越えました。

小さな子どもがいる家庭で人気なのがヤクルト。ホーチミン市の隣のビンズオン市に大きな工場を構えています。また、日本の商品を現地で紹介する役割を担っているのがイオンベトナム。現在、ハノイやホーチミンエリアに合計5つのモールが出店されています。

 

ベトナム日系企業で求人の多い職種

 

ベトナムで求められる人材

 

日系企業はベトナム人労働者の間でも人気があるので、就職希望の人々が集まってきます。しかし、日本人の管理職は足りないのが現状。現地の日本人社長とローカルスタッフをつなぐ管理職的な立場の人材が求められています。生産業の工場も多く、そのような職場の管理職や品質管理、工場長を務めるなら通訳もいるので言葉の不自由さは感じないでしょう。

また、日系企業では営業職の募集が多く、営業経験のある人材が歓迎されています。さらに、ベトナムではIT関係の営業許可が取りやすいため小さなIT関連の会社も多数あり、エンジニアを求めるところも増えています。

その他、最近は高島屋やユニクロのような販売関係の企業も出店しているので、注目しておきたいところです。

 

企業が求めている人材を見極める

 

日本の会社での経験を重要視するところもあれば、経験よりも積極的な姿勢や人間性を評価するところもあります。また、日系企業であれば簡単な英語のみで就職することも可能です。ベトナムでの勤務なのでベトナム語が話せると仲間とのコミニュケーションも円滑になります。

  •   日本人向けに多い職種

°   品質管理などの工場管理者

°   営業職(セールス)

°   エンジニア

°   料理人

°   旅行スタッフ

°   カスタマーサポート

なお、仕事に必要な資格や技能を持った社会人経験がある人の方が就職しやすくなっています。

ベトナムで働くのに日系企業?と思うかもしれませんが、同僚のほとんどがベトナム人になります。社内の雰囲気は日系企業といえども、ベトナムさながらです。

 

ベトナムで働くための就労ビザ

 

ビザの取得要件

 

ベトナムで働く場合、就労ビザと労働許可書の2種類を取得する必要があります。就労ビザは、15日以上ベトナムにいる場合に申請が求められます。取得要件は、パスポートを持っていること、渡航履歴に問題がなく、入国管理及び難民認定法に抵触していないことが要件とされています。

ベトナムで3か月以上働く人は、労働許可書と一時在留許可証を取得する流れになります。労働許可証を発行するためには、健康診断書、犯罪経歴証明書、勤務歴証明書などを提出する必要があります。労働許可証とあわせて一時在留許可証が発行されたら、就労ビザは免除されます。

 

日系企業ならビザ取得サポートあり

 

近年、ベトナムでの滞在ビザ取得基準がコロコロ変わります。就労許可証取得の条件も厳しくなっています。ただし、日系企業に就職するならビザサポートがあるのでそれほど心配はいりません。

契約前の面接時などに、労働許可証関係の取得について会社側に確認しておきましょう。

 

ベトナムの日本人向け求人・仕事を探す方法

 

日系企業の投資や進出が活発なベトナム。では、ベトナムで働くための仕事や求人はどのように探せばいいのでしょうか?

 

日本の転職エージェントを利用する

 

ベトナムの求人を探す方法のひとつが、日本の転職エージェントの利用です。転職エージェントを利用すれば、自分のスキルや経験にマッチした求人を紹介してもらえます。

日系企業駐在員、現地雇用、インターンシップなど、どのタイプの雇用が適しているのか、判断に迷うことがありますよね。また、とくに現地雇用の求人の場合、企業に関する情報を自力で集めることが、難しいことがあります。日本の転職エージェントを利用することで、効率的に就職・転職活動を進められます。

 

【海外求人をチェックしたい方はこちら】

  •     リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
  •     Spring転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
  •     JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)

 

LinkedInを利用する

 

LinkedInは、ビジネス特化型のソーシャル・ネットワーキング・サービスで、その規模は世界最大級といわれています。転職エージェントと比較すると利用料が安価であるため、中小企業を含めた多様な求人が掲載されていることが特徴です。

 

日系企業現地支店のホームページから探す

 

日系企業の現地支店のホームページに求人が掲載されることもあります。随時、一般の求人サイトに求人を出していない時期も、応募ができることもあります。この会社に就職したい、この職種に応募したいなど、目標がはっきりしている人は、現地支店のホームページのほうが効率的に探せる場合もあります。

 

フリーペーパーで探す

 

日本人によく読まれているフリーペーパー「ベトナムスケッチ(Vietnam Sketch)」は、現地情報にのほかに求人情報が掲載されています。

フリーペーパーに掲載されている求人数はあまり多くありませんので、一般の求人サイトと合わせて利用することをおすすめします。なお、フリーペーパーは、ベトナムのイオンモールなど、日本が関連する施設などで入手できます。

 

現地社員の紹介・推薦で探す

 

ベトナムの仕事を探すとき、現地で知り合った社員に紹介・推薦してもらうリラファル採用も増えています。ベトナム勤務を想定する求人は、マネージャー候補など、事業を管理する仕事がメインです。

企業側としても、まったく知らない人を雇用するよりも、人となりや能力が具体的に分かるリラファル採用の方が、安心感があります。また、ベトナムで働いている人が、現地のネットワークを活用して、次の会社を紹介・推薦してもらうことがあります。

その場合、日本人に限らず、現地で知り合ったベトナム人のネットワークが力を発揮することが少なくありません。

 

ベトナムのおすすめ転職エージェント

 

まずは登録してみよう

 

ベトナムで日本人として仕事を探すなら、まずは転職サービスに登録するのが一般的です。なんとなく仕事を探しても、そう簡単に見つかるものではありません。転職サービスを利用し、戦略的に求人情報を探してみましょう。

海外就職が成功するかどうかは「情報収集」と「行動力」がカギになります。

どんな求人があるのか、どんな業種があるのか、どんな人材が求められているのかを調べながらベトナムへの就職活動を進めることで、より具体的に自分が働く姿をイメージできるようになります。

 

リクルートエージェント

 

リクルートエージェントは、日系企業駐在員としてベトナムで働きたい人におすすめの転職エージェントです。将来に「海外赴任の可能性有」と記されている求人が目立ちます。

また、「海外工場長候補」「マネージャー候補」など、職位が具体的に記されている求人が多く、キャリアアップを目指す人とのマッチングがいいでしょう。ベトナムの現地採用を目指すのであれば、リクルートグループのベトナム法人であるRGFベトナムの利用をおすすめします。

 

spring転職エージェント

 

spring転職エージェントは、スイスに本部があるアデコグループが運営する転職エージェントです。一般的に、転職エージェントにはコンサルタントが在籍しています。特徴は、コンサルタントの名前と顔をすべて公開していること。求職者に対するコンサルティングにとくに力を入れていることが分かります。

spring転職エージェントは、求人の内容を閲覧することは可能ですが、企業名など部分的に非公開の状態です。そのため、詳細を知りたい求人があったら、会員登録をしましょう。

 

JACリクルートメント

 

JACリクルートメントは、イギリスに本社がある転職エージェントです。イギリスに本社があることから、公開されている求人は、日本人だけを対象としていないものも目立ちます。

英語の求人は、応募者は世界中の求職者が閲覧しているため、ライバルも日本人とは限りません。英語を社内共通語としている企業の求人も多いため、英語力に自信がある人、海外駐在を目指す人におすすめです。

なお、日本人の採用を想定している求人は、日本語で書かれているため、見分けがつきます。

 

doda

 

dodaは、仕事内容、求人の対象者、勤務地、勤務時間、雇用形態、給与、待遇、休日など、かなり細かく記載するフォーマットが採用されています。

そのため条件や待遇をしっかり確認してから応募したい人におすすめの転職エージェントです。また、日系企業駐在員候補者の求人も多いため、安定した収入を得ながらベトナムで働きたい人にもおすすめです。現地採用の求人の場合も、条件や待遇が詳細に公開されているため、話が進めやすいと思います。

 

ベトナムでの平均年収/給料相場と生活費

 

日本人の平均年収や目安給料

 

ベトナムで働いている日本人の平均年収は、雇用先や雇用形態により変わります。

日系企業駐在員は好条件で雇用されている傾向があります。通常の給与に海外赴任手当が付きますので、日本にいるときよりも年収はアップします。現地採用の場合、現地の物価が反映されることから、年収は下がる傾向があります。

また、職種や企業規模により待遇が異なり、経験によっても開きが出ます。たとえばSEは月給15万円~40万円、海外営業職は月給35万円~61万円。日本語教師は月給10万円から15万円あたりが中心です。

 

現地採用者の給料の目安

 

安い人件費が魅力のベトナムです。日本での就職と違い、現地採用の場合、収入が低くなることが多いです。

現地採用者の月給の目安

  •       営業(セールス):約12万〜30万円
  •       一般スタッフ:約10万〜30万円
  •       マネージャー(管理者クラス):約28万円〜
  •       カスタマーサポート:約11万〜30万円
  •       ITエンジニア:約20万〜50万円
  •       SE:約15万円~40万円
  •       日本語教師:約10万円〜15万円

※経験・能力・企業によって異なる

 

外国人の平均年収や目安給料

 

ベトナム人の平均年収は約30万円で、月収にすると3万円を切る金額です。これは、すべてのベトナム人の平均年収であり、最近は所得格差がかなり開いています。現在のベトナムでは、IT企業が勢いを増していることから、高いスキルを持っているIT技術者は、年収100万円を超えるケースもあります。

また、一定レベル以上の日本語能力があると、月収3万円に2万円程度が上乗せされます。一方、路上で物売りをしている人や、仕事をせずにふらふらしている人も多数存在します。

 

ベトナムでかかる生活費

 

給料の目安が分かったところで、生活費を見てみましょう。ベトナムでは物価が日本の3分の1ほどだと言われていますが、実際には生活費はどのくらいかかるのでしょうか?

ホーチミンのワンルームサービスアパートメントで一人暮らしをする、ある20代の日本人女性の場合、1カ月の生活費は約121,000円です。

もちろん、住む場所や家賃、交際費や趣味にかける金額によっても異なるので、節約し月10万円ほどで生活することも可能です。予算と快適な生活を天秤にかけて、自分にとってベストな生活費のバランスを探りましょう。

 

家賃が会社負担かどうかがカギ

 

ベトナムでは生活費は比較的安く済みますが、日本人が住む場合の家賃の相場は日本と同じくらいかそれ以上になるでしょう。同じ家を借りても、ベトナム人と日本人では差があるのです。

したがって、就職時の福利厚生として家賃は会社負担にしてもらうことが生活安定の大きな条件になります。

福利厚生はしっかりと確認しておくようにしましょう。

 

ベトナムでの勤務時間と休暇

 

18時間労働が基本

 

ベトナムでも基本的には1日の労働時間は8時間です。社会主義国のため労働者側に立った規定が多く、労働時間は1週間に最長で48時間と決まっています。

勤務時間は午前8時か9時から午後5時か6時までが一般的。途中にお昼休憩が1時間あり、実質8時間労働となります。早朝から、工場などが多く存在する郊外へ通勤する人が多いですが、ベトナムの朝は交通渋滞が頻発するので遅刻してくる人もたくさんいるようです。また、昼寝をする人もいます。

ベトナム企業は、日曜日が休日・土曜日の午前は出勤というところが多いです。日系企業でも、毎週あるいは隔週で土曜日出勤というパターンが多く見られます。

 

ベトナムで働く日本人の一日

 

現地で実際に働く人のスケジュールを見てみると、ベトナムならではの特徴が分かります。

朝の通勤は、電車がないのでタクシーやバイクタクシーを利用するのが日本人の間では一般的なようです。夜は基本的に残業がないので自炊したり、シェアメイトと外食したり、映画を見たり、ジムへ行ったりと、終業後の時間が充実していることもメリットですね。

詳しくは以下の記事をどうぞ。

 

祝日

 

ベトナムでは残業はほとんどありませんが、祝祭日が日本より少ないため、休暇日数は少なく感じるかもしれません。

ベトナムの祝祭日は1年で6日のみです。祝祭日以外にテトと呼ばれる旧正月で5日間ほどの連休が取れ、合計すると1年で10日程度になります。

 

休暇

 

ベトナムには、日本と同じく、有給休暇制度があります。同じ会社で1年間、継続して働いた場合、12日の年次有給休暇が認められます。そのほか、危険な業務にたずさわっている人は、危険度の度合により、14日あるいは16日の有休が認められます。

また、ベトナムには独自の休暇制度があります。自身が結婚する場合に3日間、子どもが結婚する場合に1日、父母・義父母・配偶者・子どもがなくなった場合に3日間に有休が認められます。

それ以外に休暇を申請する場合は、無給休暇が一般的です。

 

産休・育休

 

ベトナムでは、産休制度が法的に規定されており、「産前」は2ヶ月以内、「産後」は4か月以内を目安に、休暇を取れます。

しかしながら、有給ではないため、ベトナム人の女性はあまり長く休暇をとりません。妊娠していてもギリギリまで働き、出産の前日まで出勤するベトナム人もいます。そして、出産後も、比較的早い段階で職場に復帰するのです。

勤務地が家から遠い、体力的に厳しい場合は、すぐに職場を変えることも一般的。両親と一緒に住んでいるケースも多いため、家族に預けるなどして対応しています。

 

残業

 

ベトナムの会社では時間外に働く残業は一般的ではありません。理由のひとつは、ベトナム人は家族との時間をとても大切にするため、就業時間が終わったらすぐに帰宅するからです。

また、法的にベトナムで認められる残業は200時間以内で、それを超えることは禁止されていることも理由です。

残業が発生する場合は、超過した時間分の給与が支払われます。ベトナムは規制が厳しいため、ベトナム人の残業は少ないのですが、日本人は残業が多くなる職場もあります。

 

ベトナムのビジネス文化

 

郷に入れば郷に従え、と言いますよね。ベトナムに就職すれば同僚は基本的にベトナム人です。ベトナムで働くなら知っておきたい、ベトナム人の仕事に対する考え方や価値観についても少しご紹介します。

 

プライドが高いベトナム人

 

ベトナムでは学歴がそのまま就職先に直結するため、特にホワイトカラーの人たちはプライドの高い人が多いです。

もし部下を注意したり、叱ったりする立場になったとしても、大勢の前で大声で怒鳴るようなことは避けてください。相手の顔を立てて、皆が見ていない時にポイントを押さえて注意しましょう。

些細なことでもベトナム人に聞いてコミュニケーションを取っていくうちに、彼らと働く仕事環境になじめると思います。

 ベトナム人が会社を選ぶ基準とは?

ベトナム人が重視することは、自宅から勤務先までの距離です。

日本では1時間かけて出勤することは普通にありますが、ベトナムではありえません。というのも、ベトナムはバイク社会。遠い勤務先は少々待遇が良いぐらいでは敬遠されてしまうのです。

とはいえ、給料・福利厚生・会社の評判などは考慮されるポイントです。

 

ベトナム就職体験!ベトナムでの仕事を決めるまで

 

ベトナムで就職・転職する理由や目的は人それぞれで、実際に働くまでのストーリーも人それぞれです。

  •   日本とは違う環境で働いてみたい
  •   ベトナムの経済成長を感じてみたい
  •   ベトナムの雰囲気が好き
  •   自分の時間を充実させたい

実際にベトナムで現地採用として就職を果たした日本人の体験談を読んで、自分の働く姿をイメージしてみましょう。

 

新卒でベトナム就職に挑戦

 

日本での就職経験がないままベトナムで働くことを選ぶ人も増えてきています。ビザの要件が厳しくなったとはいえ、しっかりと申請すれば就労ビザを取れるのがベトナムのいいところ。

20代前半で海外の良さや厳しさを経験しながらスキルアップにチャレンジすることが可能です。

 

まとめ~自分の可能性にチャレンジ!

 

同じアジアとはいっても、日本とは違う点がたくさんあるベトナム。すでに大きく経済成長を遂げた他の東南アジア諸国ともまた異なる雰囲気を持ち、熱気とエネルギーを感じながら働けるはずです。

大きな可能性を秘め、どんどん発展するベトナムで、眠っているかもしれない自分の可能性にチャレンジしてみませんか?ベトナム就職を成功させて、人生をもっと面白くしましょう!

 

ベトナム就職・ベトナム転職するには

 

今すぐのベトナム就職・転職を考えていなくても、転職サイトに登録しどんな求人があるのか見ておくのがおすすめです。

ベトナムの求人状況は日々変化しています。「ベトナム就職・転職に興味がある」という人は、いい条件の求人やスカウトがないか、まずは気軽に探してみましょう。

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                             ソース:wakuwork.jp


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